鑑賞・選び方

鑑賞・選び方の記事一覧

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鑑賞・選び方

帯は、袋帯・名古屋帯・半幅帯に大きく分かれる装いの道具であり、見た目の似通いよりも長さと仕立てが格を決める。袋帯はおよそ4.3m前後、名古屋帯は3.5〜3.6mほどで、その差が二重太鼓か一重太鼓かを分けるため、手元の帯はメジャーで測れば判定できます。

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日本三大刃物産地とは、堺・関を軸に、三つ目を燕三条とみる説と越前とみる説が併存する、日本の代表的な刃物産地の呼び名である。堺打刃物は1982年3月5日に経済産業大臣指定、越前打刃物は1979年に伝統的工芸品の指定を受けており、4産地はいずれも実力産地として並び立つ。

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日本三大和紙とは、岐阜県美濃市の美濃和紙、福井県越前市の越前和紙、高知県の土佐和紙を指す呼称であり、品質の順位を並べた言い方ではない。三産地はいずれも清流と冬の冷え込みという共通条件のもとで育ち、何を作るかに応じて発展してきた産地の代表格である。

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江戸切子と薩摩切子は、どちらも切子(カットガラス)の仲間ですが、見た目の似通いの奥には、断面に現れる「ぼかし」の有無という決定的な差があります。天保5年(1834年)に始まった江戸切子と、1846年の薩摩藩集成館事業に源を持つ薩摩切子を並べて見ると、その違いは美術館やギャラリーで光にかざした瞬間に、

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伝統こけしは、東北6県の山あいの温泉地で生まれた木地玩具で、現在は11系統に分けて見るのが主流である。温泉地の土産物店で棚に並ぶこけしを前にすると、どれも同じ木の人形に見えるのに札だけが違い、最初は戸惑うかもしれません。

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七宝焼は、銅や銀の金属素地にガラス質の釉薬を焼き付けて文様をつくる日本の伝統工芸である。梶常吉が天保年間に尾張で近代七宝の基礎を築き、明治期には並河靖之の有線と濤川惣助の無線が表現の頂点を押し広げた。見分ける軸は、銀線が表面に残るか、表面が平滑か凹凸か、そして光が透けるかの三つに集約できる。

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和傘とは、番傘や蛇の目傘、野点傘、舞踊傘に分かれる日本の工芸傘である。雨に使えるかどうかを分ける決め手は、和紙に防水の油を引いているかどうかで、ここを押さえるだけで「買ったのに雨に使えなかった」という失敗は防ぎやすくなります。

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京扇子と江戸扇子は、同じ平安京を起源に持ちながら、美意識とつくり方で分かれた日本の二大扇子である。産地や美術館で並べて見ると、まず目に入るのは骨数(間数)の差で、京扇子は25〜35間で華やか、江戸扇子は15〜18間で折幅が広く、ここを見れば大半は見分けられます。

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桐たんすは、桐材の軽さと低い収縮率、そして高い気密性を生かしてつくられる「機能する収納」である。引き出しを閉めた内部の湿度はおよそ50%に保たれ、梅雨でも変動は+5〜7%程度に収まるため、受け継いだ桐たんすの引き出しが固くなっても、それは湿気を吸って中身を守る正常な反応だと読めます。

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備前焼と信楽焼は、どちらも釉薬を使わず絵付けもしない日本六古窯の古い焼き物で、見た目が似ていても見分けの起点は土にあります。備前は岡山県備前市伊部の鉄分が多い細かな「ひよせ」、信楽は滋賀県甲賀市信楽の長石や珪石を含む荒い土を使い、その差が赤褐色の締まった肌と、火色やビードロが出る荒い肌を分けるのです。

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信楽焼と備前焼は、どちらも釉薬をかけずに土と炎だけで焼き締める日本六古窯のやきものです。信楽焼は滋賀県甲賀市で古琵琶湖層由来の粗い土を使い、備前焼は岡山県備前市の鉄分の多い干寄を登り窯で10〜14日かけて焼き上げるため、見た目は似ていても土の性質がまったく異なります。

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備前焼の作者調べは、古道具店の棚で底を上に向けて並んだ器を一つずつ手に取り、小さな印を目で追うところから始まる。備前焼とは、室町期頃から江戸末期にかけて共同窯の中で焼かれた作品に、陶印や窯印が残ることのある焼き物である。